様々なジャンルに興味があるので、「誰のどの本が好き」と限定というわけではありませんが、最近「瀬戸内寂聴さんの花冷え」という本があることを知りました。
この中で彼女は「一緒に死んでくれないか」 という言葉を綴っています。
瀬戸内寂聴さんと言えば数々の女性の悩みに答えて人生相談をし、駆込み寺のあまさんとして有名です。
その方がこのように「いっしょに」「死」という言葉を 綴るとは少しびっくりしました。
人間にとって生きていて辛いことはたくさんあります。
大抵の場合は自分自身が命を絶とうとする時、一人きりのことを考えるのでしょうが、道連れにする人を考えるときは、きっと感情や絆があってこそなんだと想像します。
例えば乳飲み子を抱えた母親、周囲に認められなかった 道ならぬ恋をした恋人などです。
私にとっては想像出来ない世界観なので、衝撃的でした。
テレビやメディアなどに大活躍をしている瀬戸内寂聴さん。
彼女自身もきっと苦労をしていたんだと思います。
だからこそ人の悩みや相談を解決できる立場に入れたんだと思いますし、彼女の数々の著書は素晴らしいものです。